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小説

コミュ障克服小説第2話「コミュ障のオレ、アルバイト面接の巻」

コミュ障のオレ、アルバイト面接の巻

アルバイト面接当日、太郎はドキドキしながら隣街まで電車で移動していた。
電車の中にはサラリーマンや学生たちが座っていた。
太郎は久しぶりの外出に落ち着かなかった、そして劣等感を抱いていた。
時折聞こえてく乗客同士の会話を聞きながら、会話がスムーズに続いてることが羨ましかった。
太郎を乗せた電車がアルバイト先の面接会場の最寄り駅につく。
太郎はスマホの地図機能を頼りに面接会場に向かう。
太郎「緊張してきたなぁ」
面接会場に早くつきそうだったので、近くにあった公園のベンチに座っている太郎
太郎は面接が億劫でしかたがなかった。
太郎のそばにハトや雀が集まってきた。
「エサないねん ごめんな」
太郎は思った、ハトや雀やったら緊張せずに話せるのに。。。
時計を見るともう面接にいく時間だった。
太郎は公園を後にした。

面接会場についた太郎。
太郎「す、すいません。13時から面接の太郎です」

男「あ、こちらでお待ちください」
太郎は部屋に連れていかれ、椅子に座って面接官を待った。

しばらくすると面接官が入ってきた。

面接官 「では簡単に自己紹介と自己PRお願いします。」
太郎「はい、僕はえっと、あの、、、、黙々と仕事がしたくて、、御社に応募しました。」
面接官「今まで履歴書白紙だけど今まで勤務経験とかある?」
太郎の頭は白紙になった。
ハトや雀やったら緊張せずに話せるのに。。。
必死になった太郎は面接官の事をハトと思う事にした。
太郎「勤務経験はないよ、いや、ないです。」
面接官は太郎があまりにも緊張している様子を察した
面接官「太郎君真面目そうやね」
太郎「はい、真面目だけが取り柄です。」
面接官「そうですか、面接の結果なんだけど一週間ほどでメールで連絡しますね。」
太郎「はい、ありがとうございます。」
面接官「では、本日はありがとうございました。」
太郎の面接は終わった。
帰り道、太郎は帰り道の公園のベンチで座っていた。

太郎の元にハトが寄ってくる

太郎「絶対面接落ちたわー」とハトに話しかける
ハト「まぁそういうときもあるよ」
太郎「えっ!しゃべった」
ハト「しゃべるよ!しゃべれるねん!オレ!」

つづく

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